ギャラリー歌舞伎

伽羅先代萩2024（めいぼくせんだいはぎ）


５月の歌舞伎座で「伽羅先代萩（めいぼくせんだいはぎ）」を見て
きました。江戸時代に起きたお家騒動の「伊達騒動」を題材とした
舞台で、若君の命を狙う仁木弾正と八汐が用意した毒饅頭を乳母の
政岡の子供の千松がお毒見役として自ら食べて毒殺され、若君の
命を守るという涙、涙のお話。騒動の最中は毅然としていた乳母の
政岡が、皆が帰った後で一子千松を抱きながら、よく忠義を尽く
してくれた、と嘆く場面を描いてみました。これまでにも何回か
見たお芝居ですが、わかっていても涙が出てしまいました。政岡
を尾上菊之助、そして一子千松を実の子供の尾上丑之助が演じて
おり、もし実の子供が殺されたらとの菊之助の演技は迫真でした。

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