ギャラリー歌舞伎

丑之助初舞台



一年振りに歌舞伎を見てきました。舞台は五月の團菊祭で、
菊五郎の子供の和史君が七代目丑之助を襲名しての初舞台で、
「絵本牛若丸」を演じました。和史君を初めて見たのは
３年前のやはり菊團祭で、まだ２歳半で母方の祖父の中村
吉右衛門に抱かれての登場で、泣き顔で何もしゃべりません
でしたが、５歳になった今回は台詞も多く、立ち回りも
やって、見事な初舞台でした。最近歌舞伎の御曹司たちが
２〜３歳で初顔見世や初舞台をやるようになりましたが、
やはり初舞台は５歳位いでないと難しいようです。幼児
から子供になるのはやはり４〜５歳のようではないで
しょうか。最近スーパーなどで母の日に幼児が描いた
お母さんの顔が張り出されますが、２〜３歳だと何か丸を
いくつか描いただけの顔ですが、４歳になると目、鼻、
口がはっきりとわかるお母さんの顔になります。ここに
区切りがあるようです。そんなことを考えさせる丑之助君
の初舞台の様子をスケッチして、今週の一週一絵にしました。


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