彩遊紀特別ギャラリー

玄関飾り２０１２年４月　孤高の妃君・・・２



お雛様も終わり、玄関飾りは“春待つ心”で、桜
にしてみました。満開の桜の下で、独り物思う
美しい女（ひと）。孤高な、凛とした表情で佇む
女（ひと）は高貴な生まれの囚われ人か、どこ
かの国の妃が、遠い故郷を想っているのでしょ
うか。この猫のテーマは源氏物語の「空蝉」だ
そうですが、私にはもっと異国の西域の姫君
のように思われます。どちらにせよ、淋しい
境遇の貴夫人であったのでしょう。華やかな
桜ではなく、凛とした潔さを・・・・・・・・。そんな
事を思いながら演出してみました。


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