彩遊紀 街スケッチギャラリー
【宮前平界隈】一陽来復
今日は少し暖いです。庭に出てみたら紫陽花の新芽の緑が目につき
ました。でも脇には去年落としそこなった古い葉がついていて、命の
引継ぎを感じました。「一陽来復」です。今は冬が終わり春が来る
ことを「一陽来復」ということが多いですが、もともとは中国の
「易経」から来た言葉で、季節の陰と陽の繰り返しを十二に分けて
そのすべてが陰になった陰の極から一つ陽が現れることを一陽来復
と言いましたが、そこから冬の極の１月〜２月を過ぎて、春の兆しが
現れることを一陽来復と言うようになったようです。でもそんな
講釈は別にして、冬枯れで茶色くなった庭の木々の間に、一つ緑が
現れると、まだ北海道や東北では大雪ですが、「あゝ春が近づいて
いるな」と感じます。そんな春の兆しを今週の一週一絵にしました。
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