彩遊紀 街スケッチギャラリー
【宮前平界隈】蝉2020
シェッシェッシェ、最近この蝉の声をよく聞くようになりました。
クマゼミの声だと思います。昔小さい頃、蝉といえばアブラゼミが
主体で、時期的にはニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクホウシ、
ヒグラシという順で、ミンミンゼミとクマゼミはアブラゼミより
一回り大きく、ミンミンゼミは貴重品、そしてもっと貴重な蝉が
クマゼミで、めったに捕れませんでした。しかしこの５年ほど
我が家の周りでも、アブラゼミよりミンミンゼミが主体で、温暖化
の加減で植生が変わったのかと思います。そして今年はさらに
クマゼミの鳴く声を聞くことが多くなっています。ミンミンゼミ
は捕まえたことがありますが、クマゼミはとらえたことがありま
せん。それに今年は蝉の抜け殻もあまり見ません。数年前は夜の
散歩のときには道路わきの植え込みに蝉の抜け殻が連なり、さらに
脱皮中の蝉もよく見かけましたが、去年あたりから抜け殻を見る
ことが少なくなり、しかも抜け殻が地上からすぐのところに多く、
以前のように植え込みの上の方に登っているのが見られなくなり
ました。こういう昆虫の生態を見ていると、温暖化なのか都市化
なのか分かりませんが何かが変わってきているようです。
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