彩遊紀 街スケッチギャラリー
【御徒町界隈】湯島聖堂の孔子銅像
お茶の水の湯島聖堂の“孔子銅像”です。湯島聖堂には「孔子廟」
があり、この中に木造の孔子像があるそうですが、いつもこの廟は
閉まっていて見たことがありませんでしたが、湯島聖堂の境内に
別の大きな“孔子銅像”があるのを知り、見に行きました。今まで
この“孔子銅像”には気が付いていませんでした。この孔子銅像
は戦後の昭和５０年（1975年）に台湾から送られたそうです。でも
孔子はその前年1973年からの毛沢東の文化大革命で、中国では林彪
とともに「批林批孔」として、毛沢東思想に反対する「変化と進歩
に反対する頑迷な思想家」として批判されていたというのですから、
その最中に台湾から寄贈されたというのは面白いことですね。私も
高校の頃「論語」を読んで、孔子に傾倒したことがありました。
私が好きな論語の中の言葉は「学而不思則罔、思而不学則殆」です。
「学ぶだけで考えなければ本当の理解には至らない。逆に考える
だけで学ばなければ、独断に陥ることになる」ということです。
最近のインターネット時代、検索すればいくらでも情報は出て
きますが、それを張り付けて文章を作るだけで、自分の考えに
しないことがよく言われます。この孔子の言葉は好きです。
トップページへ
「彩遊紀街スケッチギャラリー【御徒町界隈】」へ戻る
「彩遊紀街スケッチギャラリー【宮前平界隈】」へ戻る