彩遊紀 街スケッチギャラリー
【御徒町界隈】神田明神裏のうなぎ屋“喜川”
神田明神の裏参道にある「うなぎ“喜川”」で昼にうな重を食べて
きました。外で一人でうなぎを食べるなど初めてのこと。いつも
神田明神さんにお参りする時に気になっていたうなぎ屋さんです。
久しぶりのうなぎは美味しかったです。私は父方の親戚にうなぎ
屋があり、深川の「宮川」として有名でしたので、父に連れられ
てよく食べに行ったものでしたし、また小さいころ住んでいた
埼玉県の浦和もうなぎで有名な町で、小学校の同級生にもうなぎ
屋の子がいました。今、天然うなぎは捕れなくなり、養殖うなぎ
も稚魚が捕れなくなって高級食材になってしまいましたが、昔は
よく食べたものでした。深川の「宮川」の御主人は「宮川曼魚」と
いい、江戸文学者でもありましたが、私が小さい頃はその価値を
理解することができず、ただの髭のおじさんでした。今ならいろ
いろなことが聞けたのにと、久しぶりのうなぎを食べながら思い
出しました。そんな思い出のあるうなぎ屋さんの一週一絵です。
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