世界遺産スケッチギャラリー

トルファン　火焔山（かえんざん）


西遊記に「唐三蔵、路を火焔山に阻まれ、孫行者、一たび
芭蕉扇をふるう」、「牛魔王、大いに戦いて・・」とありま
す。火焔山のお土産に芭蕉扇や、牛魔王の耳かきがある
かと思いましたが、そんなものは売っていませんでした。
火焔山の名称は、この地がゴビ砂漠に近く、雨も少なく真夏
には地表温度が８０℃にもなる土地で、その山の頂きが赤茶
けて、地表からのかげろうで、山が焔で燃えているように
見えるからだとのことです。こんな地を大昔、徒歩で行った
三蔵法師は本当に大変だっただろうなと実感したものです。
でもトルファンはオアシスの街であり、葡萄が特産で、葡萄
棚が一面に続き、干し葡萄をつくる日干しレンガづくりの
葡萄乾燥室が砂漠（むしろ土漠）にいくつも並んでいました。

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