ギャラリー歌舞伎

歌舞伎座公演「松浦の太鼓」



半年ぶりに歌舞伎座に行きました。コロナ禍で歌舞伎座の公演が
一日三回、それぞれ公演は一つ、幕間なし、食事禁止ということで、
歌舞伎見物の楽しさが無くなったので、この４月からの都民劇場は
いつもの歌舞伎サークルではなく、演劇サークルにして、ミュージ
カルや音楽公演、たまに歌舞伎というコースに変えていたのですが、
ミュージカルも、音楽もそれなりに楽しめましたが、歌舞伎サーク
ルの方がやはりいいということになって、この１０月からはまた
歌舞伎サークルに戻りました。その第一回が「松浦の太鼓」で、前
にも一度見ましたが、もう一つの忠臣蔵ともいうべきお芝居で、討
ち入りの前日に義士の大高源吾が俳人の其角に会い、「明日待たる
るその宝船」という下の句で、討ち入りを示唆し、なぜ討ち入りを
しないかと怒っていた松浦の殿様が俳句会でそれを其角から聞いて、
討ち入りを悟り喜んでいるところに陣太鼓が鳴るというお話です。
前のスケッチでは大高源吾と其角の会う場面 を描きましたが、今回
は松浦の殿様が喜んで、義士を応援しようと出かけようとするとこ
ろを描いてみました。久しぶりの歌舞伎の名場面を見て涙しました。
そんな一場面をスケッチして、今週の一週一絵にしてみました。

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